こんにちは! 現場職人あみだむです^^
ウッドショックって聞いたことありますか? このウッドショックが今現在から、これからの住宅現場にとって大きく影響してくると懸念されています!
これから家を建てる方や住宅購入を考えてる方は少し注意が必要になってくるかもしれません。
そこで、ウッドショックが、どんな風に影響してくるか? 現場の職人はどうなるのか? を考えて予想していきたいと思います。(私的見解の予想です)
もくじ
ウッドショックとは何?
主にコロナ禍のアメリカなのですが、リモートワークが増え住宅の需要が増えた事により経済政策等の後押しがあり住宅が買い易くなり、住宅需要が一気に高まった事などが原因と言われています。
他にも中国ではコロナの封じ込めが上手くいった事により経済活動の再開で材木需要の拡大などが原因の1つとも言われています。
その他にコンテナ不足というのもあります。
コンテナは世界で使いまわして使うのですが、アメリカでは港でクラスターが起きたりしているので作業人員が減っているのが現状で、コンテナがアメリカで滞留してしまっています。
そして現在コンテナ船の運賃は1年前の3倍まで膨れ上がったのも木材高騰の原因に関係していると思います。
少子高齢化で新築の需要が減ってきている日本は莫大な量を輸入している訳じゃないので、アメリカや中国との競争には勝てないのでしょう・・
これにより世界中で”木材争奪戦”となり「ウッドショック」といわれる事態にまで発展しています。 日本の住宅業界への影響は大きく、木材価格の高騰、木材自体の供給不足が現実に起き始めています。
日本の材木輸入量!
2020年、日本の製材品総輸入量は、5,076,479m3 です。 輸入先の最大国は、カナダで、輸入量全体の23.5%を占めています。
次いでロシアが16.1%、スウェーデンが15.6% の製材品を輸入しています。
半数以上が輸入に頼ってる日本なんですが、日本の材木自給率は37.8%になっています。
僕的には意外と多いじゃんって感じてしまうのですが、輸入材木が不足していたら国産の材木も自然に値段は上がってくるのでしょう。
建築現場はどうなの?
僕の住んでる地域は、まだそんなに影響はないのですが、やっぱり現場監督や大工さんと話をすると覚悟はしておいた方がいいんじゃないか? って話でした・・
と言う事はこの先建築系の会社は大打撃を受けるのかもしれません。
コロナの影響もあまり受けなかった建築系なんですが、まさか意外なところから打撃を受ける羽目に遭うとは思ってもいませんでした。
家を建てる方は注意が必要?
材木の高騰が続けば一番被害を被るのは最終的にお金を払うお施主さんです! この先住宅の購入を考えているなら、その建物が木造か? 軽量鉄骨か? を知ってから建てないと同じ内装の建築物でも費用に雲泥の差が出て来るかもしれません。
ここは僕の考えなんですが、木造に拘る必要ってあるのかなぁ? 白アリに食われるリスクや湿度にも左右され、「木のぬくもりが」なんて言っても、本当に純真無垢の材料と木目のプリントの見分け出来んのかな? って思います。
フローリングなんか無垢材以外は木目を薄く切ったのを表面に張ってるだけで、表面以外は接着剤やら薬品やらをたっぷり混ぜた荒木材なんですよ!
極論で言ってしまえば木材にあまり拘る必要も無いのかなとも考えてしまいます。そんな事を言っちゃえばハウスメーカーが限定されてしまいますが、限定されてしまったハウスメーカーは流石大手! ってとこばかりです。
今家を買うべき? まとめ!
僕の見解からしてみれば、今は買わない! 方が無難なのかな・・今現在の材木の価格は3~5倍になっています。
ハウスメーカー等は、きっとうまい事を言って買わせようと考えるでしょうが、今は無理に買う必要も無いのかなと感じます。
もし早急に戸建てに住みたいのなら中古の戸建てをフルリノベーションして住むのも一つの手かなとも思います。
新築なら部屋を仕切る間仕切りなんかを軽量鉄骨にしたり、床をタイルにしたり、出来る限り木材の部分を使わない事も出来るので木材を使わないよう相談して家を建てる事を今はオススメします。
おしまい。