こんにちは! 現場職人のあみだむです^^
お家のお悩みを解決するリフォーム番組ってあるじゃないですか? そこに出て来る匠と言われる設計士さんって本当にアイディアが凄い! 見た目も機能も兼ね備えてる建物って見てて面白いですよねぇ~。
しかし! こういう番組に影響されてセンスの欠片も無い設計士がリフォームを設計して「やらかしてんな~」って思った現場を紹介します。
もくじ
お風呂に大きな窓!
お風呂に大きな窓があって外なんか見渡せると本当に開放的ですよね~!
って、ちょっと待て~い! そんなのが許されるのってさ、外から覗かれないのが最低条件だよね? 僕が行った現場は住宅街の、ど真ん中!
そんな住宅街の外から見えるお風呂なんて、ほとんどマジックミ〇ー号だろ! これは設計の段階で気付かないと後々後悔するよなぁ~。
後日、引渡し後にその現場を通ったのですが二重サッシにに変更されて外から見えない窓になってました。
きっと追加でサッシ注文して取り付けたんだろうなぁ。(誰が費用負担したんだろ?)
吹き抜けの家!
古民家のリフォームだったのですが天井を取って開放的な空間でしたが・・・
メチャクチャ寒い!! 古民家ってさ断熱処理されてないじゃん! それなのに空間広げたらエアコンやストーブじゃ暖を取るのは無理です。
減築で2階建ての上階の部屋を抜いて吹き抜けにしてた現場もあったのですが、ハッキリ言おう冷房や暖房なんて効かない! しかも光熱費もバカにならないよ?
住む地域も影響されるでしょうけど僕が住む東北では絶対にやめた方が良いですね。
キッチンに珪藻土?
珪藻土っていう最近ではバスマットにもなってる材料があるのですが、この珪藻土は水分を含んだらすぐ気発するので、湿っぽくなりやすい場所にはオススメです!
でもね、珪藻土って表面がツルツルしてる訳じゃないんだよ?
水分や臭いは吸い取ってっくれるけど汚れたらどうすんのかな? しかもさ、珪藻土の上からキッチンパネルやタイルは貼れないんだよ!
正直、お施主さんは気の毒になぁ~。って思ってしまいました。
壁に埋め込みのテレビ!
大工さんが一生懸命壁を造り直していたので「何か埋め込むんですか」と尋ねると「テレビ埋め込む壁作ってるんだよ」ってサイズピッタリに造ってるのですがテレビ買い替えたらアウトじゃね?
テレビの外部機器はどうすんの? 結局台を用意するんでしょ? だったら家具屋さんでテレビ台買った方が良くね?
テレビ買い替える度に壁を造り直すのかな?
1部屋を2部屋に!
昔、仕事の依頼で1部屋を2部屋にするって工事があったのですが、この工事はライブチャットルームの制作で縦割りで1部屋を半分に分割する仕事だったので意味はわかります。
しかし僕が遭遇した現場は横に2分割! 「はっ? なにこれ? 一部屋上下にロフトみたいなスペースが・・上はまだ照明とかあって住めるけど下の部分は、狭いし暗いし湿っぽいし、生活するのは無理だなぁ一体何のスペースなんだろう。
まとめ!
テレビに影響された経験値の低い設計士に遭遇すると、お施主さんは悲惨です!
しかし、僕のような第三者から見るとハッキリ言って面白い^^
だってさぁ、大人が本気になってバカな物造ってるんですよ!
ちなみに設計士さんは現場にほとんど来ません。ってことは2次元で考えてる事が多いって事です。
実際3次元で仕事してる職人は「ん? 何か変だぞ? 監督に相談しよう」ってなっても監督は設計士に相談して電話で大体解決します。
何百何千の現場をこなしてる職人が「何か変だぞ?」ってなれば、それは明らかに変な現場なのです! 机上の空論で知ったかぶりばかりする設計士は意外と多いです!
新築やリフォームを考えてる方はこんな設計士に当たらないように工務店の実例の写真を見せてもらったり自分の要望をハッキリ言ったり、時には現場の職人さんに意見を聞いてみたりしても良いと思います。
おしまい。
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