amidam現象

現場で職人をしながらブログを書いてます。現場、買い物レビュー、ガンプラ、子育て等書いてます。

【珪藻土マット】ニトリの珪藻土マットに含まれていたアスベスト(石綿)とは?

こんにちは! あみだむです^^


昨日ニトリさんからこんなメールが送られてきました!!

 

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はっ! そういえば忘れてた! 「珪藻土マットのくせにカビやがってチキショー!!」って思いながら使ってたら割れてしまったので片付けたんだった。

確か物置にあったような気がしたので探したら見つかりました^^確か石綿を含んでるから回収だったんだよなぁ?

正直多少含んでたからってどうって事は無いんじゃないかなと思ってる反面、メチャクチャ気にしてる人もいるのを知って、「えっ? ヤバイの?」って思った僕は少しだけ現場の経験と共に調べてみました。

 

 

もくじ

 

綿(アスベスト)とは?

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天然の鉱物で極めて細い繊維です!

当時は奇跡の鉱物と言われていて、熱、摩擦、電気、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っていることから、建材(吹き付け材、保温・断熱材、スレート材など)摩擦材(自動車のブレーキライニングやブレーキパッドなど)、シール断熱材(石綿紡織品、ガスケットなど)といった様々な製品に使用されてきました。

また、加工するのも容易なのでコストパフォーマンスの点でも優れていました!


簡単に言っちゃえば何にでも耐性があってメチャクチャ強度を持った材料ってことですね。

 

 

 

綿の健康被害!

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しかし、今現在石綿は肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、現在では、原則として製造・使用等が禁止されています。

非常に細かい繊維なので肺などに入ってしまうと肺に刺さるので出てこなくなるんですよね。石綿が使われていた時期はタバコを吸う人も多く、相乗効果で肺がんや中皮腫になったと言われています。

発症するのに10年から40年掛かると言われています。


石綿が使われていたのは1941年から2006年までなんですが段階的に含有量を引き下げて使用しています。

1941年の現場なんてマスクや塵肺なんか気にしなかったんじゃないかな? 現場で防塵マスクの着用がうるさくなったのも、ここ数十年くらいなんで、健康被害が知らなければそりゃ吸ってしまうでしょ!

 

 

 

在の現場!

石綿の剥離工事や石綿を使ってる建物の解体は、僕が知ってる限りでは工事従事者以外立ち入り禁止で行っています。

解体工の段取りしてる方を見た事があるのですが、防塵マスクと防塵メガネで完全防御態勢でした。

15年前くらいに見たので今はもっと厳重になってるかもしれませんね。

 

 

 

藻土マットは大丈夫?

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個人的意見ですが「心配しすぎだろ!」石綿で肺がんや中皮腫になった方は何年何十年と現場で吸ってしまった方であってみんながみんな発症してる訳ではありません。

紙やすりで削った粉をガンガン吸わない限りはそんなに被害は無いんじゃないかと思います。

とは言え個人的意見なので何とも言えないのですが、心配して病院に行ってもレントゲンには写らないので吸ってしまった方は経過を見ながら商品を買った証拠を持ってる必要がありますね。(僕もエビデンスは残しておきます。)

 

 

 

とめ!

正直心配してる方はあまり気にしない方がいいんじゃないのかなぁって思います。

それより何より、製品制作をしたニトリさんよぉ、成分くらいは把握しておく必要はあったんじゃないのかな? 外注に任せていたとしても外注の業者は原材料で石綿を持ってきてるのだから、その辺の組織体制はどうなってたんだろうってのが僕の最大の疑問点です。

含有量0.1%を越えてはいけないと決まっているので誤って基準値を数%超えてしまったのか、それともバレなきゃいいと思っていたのか?

しっかりこうなった経緯と超えてる含有率の説明責任を果たしてくれてもいいんじゃないかなと思っています。


と、言う事で近々珪藻土マットを返品しに行ってきます^^
一応、店長さんにでも、どうしてこうなったかの説明を聞いてこようと思います。


はぁ、凄くめんどくせぇなぁ。何かあったらまた報告します!



おしまい。

 

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