こんにちは! 仕事で、年間300件以上のキッチンの施工に携わっているあみだむです^^
先日福島県沖で震度6の地震が起きました! 住宅など被害が出た家庭も多いのでは無いのかと思います。
そんな地震から数日経って僕の所に引っ切り無しで相談される工事が、キッチンの復旧・・
しかも、その全てがアイランドキッチン・・
とにかく毎日時間の隙間を作っては、現場調査して被害状況を把握して見積もりしていると意外な事実がわかってきました! (保険で復旧する人は割り増し料金で見積もってるのは内緒にしておこう^^)
もくじ
アイランドキッチンは地震に弱いかハッキリ言う!
ハッキリ言ってしまえば、強くない! えっ? ハッキリ言ってない?
と言うのも正直言えば施工の質にも寄るんですよ。
下台の部分で言えば、どの程度床に固定してるのか? って言うのが非常に大事なんですよ! 今回の地震で動いたって現場は下台を床に固定してなかった事が殆どの原因になっていました。
アイランドキッチンが地震に弱いか強いかは施工した業者に依存するってのが答えになります。
キッチンの施工業者も苦労してる?
とは言え動いた事を「キッチンを施工した業者が悪い」とも言えません! 床暖房が入っていて床に固定出来なかったり床がコンクリートだったりで短いビスなどで固定していた形跡がありましたが、地震でビスは抜けてしまっていました。
かと言って床暖房に傷つけたり何が入ってるかわからないコンクリートにビスを打つのは少しリスキーだってのは共感します。
ただでさえ、床に固定して気まぐれな、お施主さんに「もう少しずらして」って言われれば床に固定したビス跡が見えてしまうかもしれません。 施工業者は最悪な事を想定して回避しながら施工してるので難しい問題かもしれません。
床に固定してもらうためには工務店さんやお施主さんが「ここにこの長さまでのビスなら止めても大丈夫だよ」って助言してあげても良いのかなと思います。
しかし本音を言えば施工業者の方から工務店やお施主さんに聞いて施工すれば良かったんじゃないかなと感じます。と言うか何故聞かないかのかなぁって思います。
レンジフードがエグイ!
アイランドキッチンってレンジフードがこんな風に付いてるじゃないですか? それが地震なんかでさぁ、こんな風に動くんですよ!
もうさ、見ただけでやられてるでしょ? 天井はもちろん、レンジフードの外面と天井から吊ってる内部の部分の破損やダメージはあるかもしれません。と言うかあるでしょう。
地震が収まれば図の部分は多少なりともダメージは喰らってると思います。
これだけ見て考えられる不具合は
- 天井の破損
- レンジフードの破損
- ダクトの抜け
- 吊ボルトの緩みたわみ
- 正規の位置からのズレ
- 水平が合わない
など、細かく考えればこんなに小さな範囲なのに色々ありそうです。
まとめ!
こういう記事を見てしまうとアイランドキッチンって何か大変だな~。って思ってしまうかもしれません。
住んでる家がアイランドキッチンの方は、ちゃんと床に固定されてるか確認した方が良いです! 地震が来てからだと手遅れになるかもしれません。固定してないキッチンは本当に悲惨ですよ(TT)
こういうデメリットは多分誰も発信してないと思います。
見た目はカッコ良くてオシャレな感じもしますが実はこういう不便な事もあるんだよって思ってくれたら発信した甲斐があるのかなと感じます。
決してオススメしないって事では無い事をご理解くださいね^^
マジでキッチン床にちゃんと固定しなかった奴らに説教したいわ~。
おしまい。