原発によって地元に住めなくなった方々、本当に気の毒でなりません。
そんな方々の復興のお手伝いが出来ればと思い僕は、度々福島の現場を担当させて頂いてます。
実は避難区域の方々は新しい家を建てるのを保障してもらえます。
少し羨ましいような気がするかもしれませんが、そんな事はありません!
風評被害や、いじめ等、精神的苦痛も計り知れません。
今回住設機器(キッチン、洗面)の工事で入った現場がとんでもないお客さんだったのでペンを取りました。否! パソコンを立ち上げました。
打ち合わせ
ほぼ奥さんと打ち合わせしたんですが、奥さんが美容師という事もあって、とにかくこだわる! こだわりが凄いなぁって印象を受けて打ち合わせ終了。
建物は大工さんとの打ち合わせが必要なのでもう一度訪問予定。
下見
大工さんが粗方造作できたのを見計らって下見打ち合わせなんだけど、当日は何故か奥さんも同席・・
現場にはたくさんの資材が無造作に置かれてて傷なんか付いたらどうすんのよ? って印象で奥さんは、その事については何も言わず。
施工日
ついに僕たちの工事日だったんですが何故が工事日を遅らせて欲しいとの連絡。
また後日訪問。
施工日2
大工さんの工事も終わりに差し掛かりついに、僕たちの工事。
しかし現場はとんでもない惨状になっていました。
現場
この現場何か違和感があり、放置されてる建材が異常に多い!
サッシや、ドア、クローゼットの扉など・・
そう! この現場は施工した後に交換が凄く多い現場なのである!
施工した後に交換って、施工した人は、かなり嫌な気持になるんですが大工さんは我慢しながら工事していたそうです。
この奥さんはドアやサッシを工事した後に「イメージと違うから交換して」って平気で言うそうです。
大工さんや建材屋さんは「材料費と工事費が掛かりますよ」って言っても、お構いなし! なのでこの現場は資材に溢れてたんです。
しかしこの建材どうすると思います? 一回施工してるので返品不可になるので、すべて破棄! 費用はもちろん東電のお支払。
可哀想な大工さん
この現場の施主と大工さんはご近所なんですが大工さんは避難区域にギリギリ入らない為に保証なし。
しかし美容室を営んでた施主はギリギリ避難区域の中のため営業保証と住宅保証が手に入ります。
言い方非常に悪いんですが、こんなとこにも差別的なものが発生してました。
最後に
新聞やニュースになり難いこういう事実もあるんだよって事。
保証も最初は金額が低かったのに最終的にはかなり跳ね上がったそうです。
先に建ててしまった人の追加請求はもちろん出来ません。
避難区域の人は仕事をしなくても保証金が入ってくるので毎日パチンコ三昧の方々もいるようで、気の毒なのか震災成金なのかなんだか腑に落ちないですよね。
おしまい。
(3,4年前くらいの出来事なので今では少し現状が変わってるかもしれません。)
震災の記事ももし良かったらどうぞ!!